
院長:川瀬お気軽にご相談ください!
靴を履くと親指の横がじんわり痛み、脱ぐと少し楽になる。爪を切っても同じ場所が食い込んでくると、このまま様子を見てよいのか迷う方もいると思います。
アイユート鍼灸院・名寄本院の川瀬です。この記事では、巻き爪で迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、巻き爪の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは日常で気づきやすい点から順にお伝えしていきます。




まず立ち方から確認しましょう


朝は平気でも、夕方になると靴の中で親指の横が当たって痛む。そんな経験がある方は少なくありません。
爪が食い込む痛みは、履いている靴の形や足のむくみによっても変わってきます。同じ靴でも時間帯によって当たり方が違うと感じたら、まずその変化を覚えておくとよいでしょう。夕方に痛みが強くなる方は、日中の立ち姿勢や歩き方も一緒に振り返ってみると、痛みの出方が見えてくることがあります。
深く切ったはずなのに、しばらくすると同じ場所がまた痛み出す。こうした繰り返す痛みには理由があります。
爪は切った断面だけを見ても、伸びる過程で元の形に戻ろうとする力が働きます。爪の形だけでなく指の使い方も関わっていることが多く、切り方だけを工夫しても指先にかかる負担そのものは残ったままになりやすいのです。
実は、爪だけを見ていても原因が分かりにくいことがあります。姿勢のゆがみによって片方の指に体重が集まりやすくなっていることもあり、歩くときにどの指へどう体重がかかっているかまで含めて考えると、同じ場所が痛む理由に近づけます。
母親も同じ場所で悩んでいた、家族に似た爪の人が多い。そう感じている方も多いのではないでしょうか。
巻き爪そのものが直接受け継がれるわけではありませんが、爪の幅が狭い、丸みが強いといった形の特徴は家族間で似やすいといわれています。
家族に同じ悩みを持つ人がいる場合は、爪の形状に加えて、足の指の使い方や立ち方の癖も似ていることがあります。形だけを気にするより、日々の姿勢も一緒に見ておきたいところです。
親ゆずりの足の形に加えて、深爪の癖や靴の選び方まで家族で似てしまうこともあります。
体質的な要素と生活習慣の要素は分けて考えたほうが、対策も立てやすくなります。形は変えられなくても、爪の切り方や靴の選び方、立ち方の癖は今日から見直せる部分です。
ヒールや先の細い靴を履く機会が多い方は、指先が寄せられた状態が長く続きやすくなります。
妊娠や体重の変化を経験した女性は、足のむくみ方が変わり、これまで合っていた靴が急にきつく感じられることもあります。靴の当たり方に加えて、痛みをかばう歩き方になっていないかも一度確かめておきたいところです。かばう歩き方が続くと、反対側の足や膝にまで負担が広がることがあります。
年齢を重ねて爪が厚く硬くなってきた方や、歩く機会が減ってきた方も、巻き爪の相談が増える年代です。
血行や筋力の変化に伴って、爪への圧のかかり方や足指の使い方が少しずつ変わっていきます。自宅ケアの範囲でできることと、そうでないことを分けておくと安心につながります。日常でご自身の状態を振り返る目安として、次のような点を確認してみてください。
複数当てはまる場合は、自己流のケアだけで済ませず、一度状態を確認したいところです。
成長期のお子さんは足のサイズが変わりやすく、保護者の方から爪の形についてご相談を受けることもあります。
成長のスピードに合わせて靴を替えていても、足の幅までは合っていないことがあります。
つま先に余裕がありすぎても、靴の中で指がずれて爪に負担がかかることがあります。サイズだけでなく幅や履き口の締まり方も一緒に見ておきたいところです。
お子さんの爪切りは、切りすぎを心配してつい丸く整えたくなる方も多いはずです。
正直に言うと、深爪を避けようとするあまり角を落としすぎてしまうケースもよく見られます。四角に近い形を意識して切るだけでも、負担のかかり方が変わってきます。
自宅でできることには限りがあります。まずはどこまでなら自分で対応してよいのか、線引きを知っておくと安心です。
爪を切るときは深爪を避け、まっすぐに近い形を意識します。靴の中で指が動きすぎない程度のサイズを選びます。この二点は多くの方が今日から始められる範囲です。
一方で、痛みが強い、腫れている、膿が出ているといった状態では、自分で綿を詰めたり無理に爪を切ったりしないほうがよいでしょう。悪化を招く原因になることがあるためです。
痛みだけでなく、赤みや熱っぽさ、膿のようなものが見られる場合は少し注意が必要です。
赤みや熱感がある場合は自己処置を控えるほうが安心です。無理に爪を切ったり綿を詰めたりすると、状態を悪化させてしまうこともあります。医療機関へ相談したほうがよい状態です。
医療機関では、爪の食い込みの程度によって処置の方法が異なると説明されることがあります。詳しくは医療機関で確認してください。当院では、姿勢分析で足の裏の体重のかかり方を図で確認しながら、体の使い方や歩き方の面から負担を減らすお手伝いをしていますが、腫れや感染が疑われる場合はまず医療機関を優先していただきたいと思います。
巻き爪になりやすいかどうかは、爪の形や体質だけでなく、靴の当たり方や歩き方の癖、姿勢のゆがみも重なって関わってきます。
今日からできることとして、履いている靴の当たり方を確かめる、爪を切る形を見直す、痛みをかばう歩き方になっていないか意識してみる。こうした小さな一歩から始めてみてください。
爪だけでなく、靴の当たり方や歩き方の癖、立ち方まで含めて確認したい方は、アイユート鍼灸院・名寄本院へお気軽にご相談ください。

