ランナー膝（腸脛靭帯炎）

ランナー膝の症例報告

ランナー膝とは

ランナー膝（腸脛靭帯炎）は、太ももの外側から膝にかけて走る腸脛靭帯という組織が、膝の外側の骨（大腿骨外側上顆）と繰り返し擦れることで炎症を起こす状態です。当院にも多くの膝のお悩みの方が来院されます。

特に長距離ランナーやジョギング愛好家に多く見られることから「ランナー膝」と呼ばれています。

あるデーター調査によると、長距離ランナーの約5〜22%がランナー膝を経験するとされています。

特にマラソンブームの影響で、日本国内でも市民ランナーを中心に増加傾向にあります。

ランナー膝を放置すると、症状は徐々に悪化し、さまざまな問題が生じる可能性があります。初期段階では運動時のみに痛みを感じていたものが、慢性化すると日常生活でも常に痛みを感じるようになります。

早期に適切な対処をしないと、趣味のランニングを諦めざるを得なくなるだけでなく、生活の質全体が低下してしまうことがあります。痛みを我慢せず、早めの対応が重要です。

ランナー膝の原因

開院以来、当院にはランナー膝でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、ランナー膝の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

ランナー膝の原因として次のものが挙げられます。

ランナー膝は複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

実際にはその複数の原因が引き金となり、末梢神経や血流に機能障害が起きて膝部の筋肉や靭帯の炎症や負担がかかり、それがランナー膝となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。様々なランナー膝の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ランナー膝への対応として、次のようなものが一般的です。

安静とアイシング

長期間の安静は筋力低下を招き、かえって症状を悪化させる可能性があります。また、完全に痛みが引くまで待つと、運動再開のタイミングを逃してしまうことも少なくありません。

消炎鎮痛剤

一時的な対症療法に過ぎず、長期使用による副作用のリスクがあります。胃腸障害や肝機能障害などの副作用が生じることもあり、根本的な原因は解決しません。

インソールやテーピング

対症療法であり、使用していない時は効果がありません。テーピングは自分で正確に貼ることが難しく、長期的な解決策とはなりにくいです。

ステロイド注射

一時的な効果はあるものの、繰り返し使用すると組織の脆弱化を招く恐れがあります。また、1〜2ヶ月で効果が切れることも多く、根本的な解決にはなりません。

ランナー膝を改善するために

まずはあなたのランナー膝の原因を姿勢検査から明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、最新鋭の姿勢分析検査で、ランナー膝の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格をもつ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の原因を見逃すことのないように、最新の姿勢検査システムを用い詳細に分析します。日常の身体の癖や体の歪みを見逃さない姿勢分析が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整骨院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ランナー膝のQ＆A

ランナー膝は自然に治りますか？

完全な安静を保てば症状は一時的に落ち着きますが、根本的な原因（筋力不足や柔軟性の低下など）が解決しなければ、運動再開と共に再発することが多いです。

鍼灸治療はランナー膝に効果がありますか？

鍼治療は炎症部位の血流改善と痛みの緩和だけでなく、大腿筋膜張筋や大殿筋などの緊張緩和にも効果があります。また体全体のバランスを整えることで、膝への負担を軽減し、根本的な改善につながります。

ランナー膝の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して走り続けること、適切なウォームアップなしでの運動、膝に負担のかかる下り坂の走行、硬い路面での長時間ランニングは避けるべきです。また、柔軟性が低い状態での急な運動量増加も控えましょう。

どのくらいの期間で改善しますか？

個人差がありますが、適切な治療と自己ケアを継続すれば、多くの場合2〜3ヶ月程度で改善が見られます。ただし、症状が慢性化している場合や、原因となる問題が複合的な場合はより時間がかかることもあります。

ランナー膝で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術はランナー膝とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ランナー膝は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

諦めていたフルマラソンに無事完走できました