BPPV（良性発作性頭位めまい症）

良性発作性頭位めまい症（BPPV）の症例報告

良性発作性頭位めまい症（BPPV）とは

良性発作性頭位めまい症（BPPV）は、頭の位置を変えたときに短時間の激しい回転性めまいが起こる病気です。

内耳にある耳石という小さなカルシウムの粒が、本来の位置から三半規管という器官に入り込むことで発症します。

この病気は「良性」という名前が付いていますが、実際には日常生活に大きな支障をきたします。めまいの持続時間は通常1分未満ですが、その間は激しい回転感と吐き気に襲われます。

めまい疾患の中で最も頻度が高い病気とされており、特に50歳以降の中高年層に多く見られます。厚生労働省の調査によると、めまいを主訴とする患者は年間約240万人存在し、そのうち良性発作性頭位めまい症が占める割合は約20-30％と推定されています。

良性発作性頭位めまい症を放置すると、転倒による骨折や外傷のリスクが高まります。特に高齢者では、めまいによる転倒が原因で寝たきりになってしまうケースも少なくありません。

めまいへの恐怖から外出を控えるようになり、社会的孤立や筋力低下を招く可能性があります。活動量の減少は認知機能の低下にもつながり、睡眠障害やうつ症状を併発し、生活の質が著しく低下することも懸念されます。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）の原因

開院以来、当院には良性発作性頭位めまい症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、良性発作性頭位めまい症の原因はひとつではなくいくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

良性発作性頭位めまい症の原因として次のものが挙げられます。

良性発作性頭位めまい症は複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

最も多い原因は加齢による内耳の変化で、年齢とともに耳石器が劣化し、耳石が剥がれやすくなります。また、転倒や事故による頭部への衝撃、手術や歯科治療など長時間同じ姿勢を保つことも発症の引き金となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。様々な良性発作性頭位めまい症の豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

良性発作性頭位めまい症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な原因である耳石の位置は変わらないため、薬の効果が切れると症状が再発します。また、眠気や倦怠感などの副作用が現れることがあります。

耳石置換法（エプリー法）

一時的に症状が改善しても再発率が高く、何度も治療を受ける必要があります。また、手技の際に一時的にめまいが強くなることがあります。

生活指導

日常生活の制限が多くなり、活動的な生活を送ることが困難になる場合があります。また根本的な改善には至らないことが多いです。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）を改善するために

まずはあなたの良性発作性頭位めまい症の原因を姿勢検査から明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、最新鋭の姿勢分析検査で、良性発作性頭位めまい症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格をもつ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の原因を見逃すことのないように、最新の姿勢検査システムを用い詳細に分析します。日常の身体の癖や体の歪みを見逃さない姿勢分析が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整骨院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

良性発作性頭位めまい症（BPPV）のQ＆A

BPPVは自然に治りますか？

軽症の場合は数週間から数ヶ月で自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると症状が長期化したり再発を繰り返すことが多いため、早期の治療をお勧めします。

BPPVの人がやってはいけないことは？

急激な頭位変換や激しい運動は避けましょう。また、高所での作業や車の運転は症状が安定するまで控えることが大切です。無理な体勢での作業も症状を悪化させる可能性があります。

BPPVは鍼灸治療で効果がありますか？

鍼灸治療は内耳の血流改善や自律神経の調整により、めまい症状の軽減に効果が期待できます。当院では東洋医学的アプローチで根本的な体質改善を目指し、再発予防にも取り組んでいます。

BPPVは完治しますか？

適切な治療により症状の改善は十分可能です。ただし、加齢や体質的要因により再発する可能性もあるため、定期的なメンテナンスと生活習慣の改善が重要になります。

BPPVとメニエール病の違いは？

BPPVは頭位変換時のみにめまいが起こりますが、メニエール病は難聴や耳鳴りを伴い、めまいの持続時間も長いのが特徴です。原因や治療法も異なるため、正確な診断が必要です。

良性発作性頭位めまい症で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術は良性発作性頭位めまい症とは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

良性発作性頭位めまい症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。