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意外にも中華丼への愛から始まりました。しかし、その興味が鍼灸の世界への一歩となり、今では治療技術と長年の経験に基づいた信念へと変わっています。
私は昔から中華丼が大好きでした。さらに、私は整骨院を経営する家の次男として生まれました。この二つの事実、一見つながらないようで、実は私の現在の道へとつながっています。
中華丼を「中華料理の王様」と勘違いしていた中学生の頃、将来の夢は曖昧でした。部活動に打ち込みながらも、漠然と「中国に行ってお腹いっぱい中華料理を食べたい」と思っていました。そんなある日、運命の出会いがありました。それは「中国の鍼麻酔に関するテレビ番組」と「鍼灸について書かれた本」です。
父も鍼の素晴らしさを語ります。整骨ではどうしても対応できない疾患が多く悩んでいたそうです。いっそう鍼への興味が湧いてきました。そして、「鍼を学ぶなら大阪だ!」という迷信めいた話に影響され、大阪の学校に進むことに決めました。
その後、学校の図書館で鍼灸の本を読み漁っている中で、柳谷素霊先生の著書に出会います。そこには地元の名士、名寄岩の名前を運命的に見つけました。そのきっかけが彼の治療法「経絡治療」に深く興味を持ちました。学生時代には運命的に経絡治療を学ぶ機会を得て、大家の首藤傳明先生にも出会うことができました。それが私の鍼灸への道を本格的に決定づけた瞬間です。
将来は鍼灸一本でやっていこうと思っていましたが、最初に就職したのは病院付属の治療所で、急性の痛みや運動疾患を扱う日々。治療家として幅広いスキルが必要だと実感し、柔道整復師の資格を取得するために北海道へ戻りました。
札幌で訪問治療を行いながら、柔道整復師としても技術を磨き続けました。そして、名寄で地元の人々に「全国レベルの治療を提供する」ことを目指し、鍼灸と整骨を融合させた治療院を開院しました。2023年には、さらなる難治性の症状に対応するため「アイユート鍼灸院」として新たなスタートを切りました。
こうして、名寄市で鍼灸整骨院を開院するに至った理由は、思いもよらぬ中華丼への愛から始まったかもしれませんが、今では確かな治療技術と経験に裏付けされた信念へとつながっています